こんにちは、どらいちです。
日帰り登山に慣れてきて「次は縦走に挑戦したい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
縦走は複数の山を繋いで歩く登山スタイルで、日帰りとは全く異なる計画力が必要です。私自身、最初の縦走計画は詰めが甘く、翌日の行程を確認せずに眠ったり、水場の場所を把握していなくてヒヤッとした経験があります。
この記事では初心者が縦走計画を立てるときに知っておくべき5つのポイントを解説します。
この記事でわかること

- 縦走計画の基本的な考え方
- コースタイムの正しい計算方法
- 水場・テント場・エスケープルートの確認方法
- 天気予報の見方と判断基準
縦走と日帰り登山の計画の違い
日帰り登山は「登って下りるだけ」のシンプルな計画です。一方縦走は次の要素を複数日にわたって管理する必要があります。
- 複数日のコースタイム管理
- テント場・山小屋の予約・場所の把握
- 水場の位置と水量の確認
- 食料・水の担ぎ上げ量の計算
- 悪天候時のエスケープルートの設定
一つでも抜けると現地でトラブルになります。
ポイント①|コースタイムは「自分のペース」で計算する
登山地図に書いてあるコースタイムは「標準的な登山者」のペースです。初心者・荷物が重いテント泊ではコースタイムの1.2〜1.5倍で計算するのが安全です。
計算例: 地図のコースタイム:合計8時間 → 初心者換算:8時間×1.3倍=約10.5時間
出発時刻を6時にするなら16時30分着の計算になります。テント設営・夕食の時間を考えると16時には幕営地に着く計画が理想です。
ポイント②|水場の位置を事前に把握する
縦走中の水分補給は命に直結します。事前に確認すること:
- テント場・山小屋に水場があるか
- 水場がない場合は何リットル担ぎ上げるか
- 水場が枯れている時期はないか(夏の乾燥期など)
1人1日あたりの必要水量の目安: 飲料水2L+調理用1L=合計3L(気温・行動強度で増減)
💡 テント泊での水の管理について詳しくはこちら。
ポイント③|テント場・山小屋は必ず事前予約する
近年、人気のテント場は事前予約制が増えています。GW・お盆・紅葉シーズンは特に早く埋まります。
確認すること:
- 予約が必要か(公式サイト・電話で確認)
- テント場の収容数・混雑状況
- 利用料金(500〜1,500円/泊が相場)
「予約なしで行って使えなかった」というトラブルは実際にあります。必ず事前確認を。
ポイント④|エスケープルートを必ず設定する
エスケープルートとは縦走を中断して早期下山できるルートのことです。以下のタイミングに備えて事前に把握しておきましょう。
- 体調不良・怪我が発生したとき
- 天候が急変したとき
- 計画より大幅に遅れたとき
地図上でエスケープルートを複数確認して、分岐ごとに「ここから下りれる」という把握をしておくことが重要です。
ポイント⑤|天気予報は「山の天気」で確認する
平地の天気予報と山の天気は全く異なります。縦走計画では必ず山専用の天気予報で確認しましょう。
おすすめの天気予報サービス:
- 山の天気(てんきとくらす):山名で検索できる登山専用天気予報
- SCW:気象データを詳細に確認できる上級者向け
- YAMAP:登山地図と天気が一体化したアプリ
撤退の判断基準の目安:
- 降水確率60%以上:行動慎重
- 降水確率80%以上:延期・中止を検討
- 雷注意報発令:即下山・幕営中止
縦走計画チェックリスト
計画段階で以下を全て確認してから出発しましょう。
| カテゴリ | チェック項目 |
|---|---|
| コース | コースタイム(自分のペースで計算済み) |
| コース | 出発・到着時刻の設定 |
| コース | エスケープルートの確認 |
| 水 | 水場の位置と営業状況 |
| 水 | 必要水量の計算・担ぎ上げ量の確認 |
| 幕営 | テント場の予約完了 |
| 幕営 | テント場の利用料金・ルール確認 |
| 天気 | 山専用天気予報での3日間確認 |
| 装備 | テント泊チェックリストで確認済み |
| 緊急 | 登山計画書の提出(コンパスまたは登山口) |
まとめ:計画が山行の安全を決める
縦走の楽しさは「計画通りに歩き切る達成感」にあります。そのためには綿密な計画と、状況に応じた判断力が必要です。
最初の縦走は行程を短く・エスケープルートが豊富な山から始めましょう。テント泊初挑戦の山としておすすめなのはこちらです。
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