「子どもと一緒に山に登ってみたい」——パパ登山の次のステップとして、これほど楽しみで、これほど不安なものはありません。私も初めて子どもを低山に連れて行ったときは、自分の装備の常識がほとんど通用しなくて焦りました。
結論から言うと、子連れ登山の装備は「大人の縮小版」ではなく「子ども専用の考え方」で揃える必要があります。この記事では、子連れ登山で本当に必要だった装備を、優先度順のリストでまとめます。
最優先:子ども用レインウェア(上下セパレート)
大人と同じで、いちばん妥協してはいけないのが雨対策です。子どもは体が小さいぶん体温を奪われるのが早く、濡れると一気に機嫌も体力も崩れます。100均のポンチョではなく、上下セパレートの子ども用レインウェアを用意しましょう。風よけ・防寒着としても使えるので、晴れ予報でも必ずザックに入れます。
- サイズは「今ぴったり」より少し大きめ(袖と裾で調整できるもの)
- 明るい色を選ぶと、山で子どもを見失いにくい
足元:最初はスニーカーでOK、ハマったら専用靴
よく整備された低山なら、履き慣れた運動靴で十分スタートできます。ただし何度か行って「続けたい」となったら、滑りにくいソールの子ども用トレッキングシューズを。下りの歩きやすさと転倒の少なさが目に見えて変わります。
- 必ず本人を試着に連れて行く(子どもの足は個人差が大きい)
- 厚手ソックスとセットで考える。マメ防止になります
子ども用ザックは「軽く・小さく・お気に入り」
子どもに荷物を全部持たせる必要はありません。でも自分の水筒とおやつだけ入った小さなザックを背負わせると、「自分も登山隊の一員」という顔になって、驚くほど頑張って歩いてくれます。容量は10L前後で十分。胸のチェストベルトがあるとズレません。
行動食は「ごほうび設計」で
大人の行動食はエネルギー補給ですが、子どもの行動食はモチベーション管理です。我が家で効果があったのは「次のベンチまで歩いたらグミ1個」方式。個包装で手が汚れないもの(グミ・ラムネ・小さなチョコ・一口ようかん)を多めに持ちます。塩分タブレットは夏の必需品です。
パパのザックに追加するもの
子連れのときは、パパの荷物が増えます。以下は大人だけの登山にはない「子連れ専用の追加装備」です。
- 救急セット強化版:絆創膏は多めに。ポイズンリムーバー、子ども用の虫よけも
- 着替え一式:転ぶ・汗をかく・水遊びする。ジップ袋に入れて防水
- ウェットティッシュ&ゴミ袋:手拭き・トイレ事情・ゴミ持ち帰りに
- 防寒レイヤー1枚追加:子どもは「寒い」と言い出すのが遅い。先回りで着せる
- 水は大人が多めに担ぐ:子どもの分+洗浄用の予備
持ち物より大事な「撤退ルール」
装備リストの最後に、道具ではないけれど一番大切なものを。それは「子どもが嫌がったら山頂をあきらめて引き返す」と事前に決めておくことです。私は以前、山頂にこだわって子どもを疲れさせてしまい、しばらく「山イヤ」と言われた苦い経験があります。親子登山のゴールは山頂ではなく「また行きたいと言ってもらうこと」。装備と同じくらい、この心構えをザックに入れて出かけてください。
まとめ:子連れ登山 装備チェックリスト
- ✅ 子ども用レインウェア上下(最優先・防寒兼用)
- ✅ 足元:慣れた運動靴→続くなら専用シューズ
- ✅ 子ども用ザック(10L前後・お気に入りの色)
- ✅ ごほうび型の行動食+塩分タブレット
- ✅ パパ側:救急セット強化・着替え・防寒1枚・水多め
- ✅ 撤退ルールを親子で決めておく
まずは1〜2時間で登れる整備された低山から。親子の「はじめての山」が良い思い出になりますように。
登山歴10年以上・30代会社員パパ
テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。


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