こんにちは、どらいちです。
正直に言います。テント泊11年やってきても、朝4時に目を覚まして「あ、これ失敗した」って思う瞬間があります。
先週末の仙丈ヶ岳(9月初旬)がそれでした。天気予報では「晴れ時々曇り」。気象データも完璧。なのに深夜3時から小雨が降り始めて、気づいたら僕のテントの角が水浸し。靴下まで濡れてました。
え、何が悪かったんだろう。テント泊デビューから11年、何度も同じコースを歩いてて、なぜ今さら…。その時の失敗から学んだことを、素直にぶっちゃけます。
テント場到着時の焦りが全部悪かった

あの日は名古屋から朝3時に出発して、昼12時に北沢峠に着いた。8月下旬だから日が長い。まだ14時半だったから、焦る必要はなかったんです。
なのに僕は何をしたか。テント場の良い場所(北西向き)を確保するために、ザッと荷物を下ろして、テント設営を急いだ。具体的には:
- ペグの打ち込みが浅かった(地面が固かったから「まあいっか」って思った)
- フットプリント(テントの下に敷く防水シート)をきちんと地面に合わせずに広げた
- テントのコーナーが少し浮いてる状態に気づいたけど、「明日は晴れだし大丈夫」と思った
この3つが全部マイナスの相乗効果を起こしました。特に2番目。フットプリントの端がテント本体の外に出てて、そこから水が伝って雨水がシートの上に溜まる形になってた。
朝4時、その溜まった水がテントの底面に浸み込むルートができてて、気づいた時には手遅れ。ぐやしいにもほどがない。
なぜ雨が降ったのか、その後気づいたこと
朝5時に起きて、天気を確認してたら「はあ、これ台風の影響か」って気づきました。予報では見えてなかった前線が夜中に迫ってきてたんです。登山天気図をちゃんと見てなかった。自分の怠慢です。
あなたも経験ありませんか?「天気予報で曇り時々雨」くらいの情報で安心しちゃう、その危険性。
実は仙丈ヶ岳って、雨が降りやすい立地なんですよ。南アルプスの中でも標高は低めだし(3,033m)、南西の風をもろに受ける。秋雨の時期は特に注意が必要。11年前に甲斐駒ヶ岳でテント泊した時も、夜中に雨になってますし。
でも僕は「仙丈は何度も来てるから大丈夫」という慢心があった。これが致命的。
朝6時、雨の中での応急処置
夜中に気づいてすぐに、テントの中から動けません。雨の中でテント外すのは危険だし、他の登山者が寝てるし。
だから朝6時まで待って、ざっくり対策しました:
- 濡れた靴下を乾いた予備のものに交換(予備を3足持ってきてて良かった)
- テント内の湿度を下げるため、少し前を開けて空気を流す
- 朝食は温かいコーヒーで気を取り直す
正直、朝食のコーヒーを飲んだ時、雨の中のテント場で「自分、何やってんだろう」って思いました。でも同時に「この失敗、これからに活かせばいい」って気持ちにもなった。
下山時に見えてきた、本当の原因
朝8時から下山開始。雨はまだ降ってます。靴擦れは起きなかったけど、足場が滑りやすくて、いつもより1時間半余計にかかりました。
下りながらテント設営の失敗を何度も反芻してて、気づいたことがあります。
僕は「テント泊11年」ってだけで、毎回の設営の手順を完全に固定化してた。だから焦った時に、手を抜くポイントが決まってた。フットプリントの位置とか、ペグの深さとか。
子どもが生まれてから、登山の頻度が月1から年4、5回に落ちてるでしょ。嫁には「また山?」って毎回言われるし。だから現地着いてから焦るんです。「この機会を絶対失敗させたくない」って心理が。
それが逆に失敗を呼んでた。なんという皮肉。
テント設営の「焦り対策」は何か
帰ってから嫁に話したら、「早めに着いて、ゆっくりやったら?」って言われました。まあ、その通り。
次からは意識的に以下をやります:
- テント場到着後、まず「フットプリントの位置出し」を最優先。山のように見えてても、ちょっとした傾斜とか水の流れがある
- ペグは「固い地面でも」最後まで打ち込む(短く打ったペグは雨で浮く)
- テント泊の装備チェックリストを実際に現地で確認する癖をつける
- 天気予報は「予報ページを3つ以上」見る(1つだけ信じるのは危険)
テント泊は「山での家」なんです。ここがダメだと、体力も気力も削られる。11年やってても、この原則を忘れちゃダメ。
朝4時の失敗から見えたもの
仙丈ヶ岳から帰った今、思うことは1つ。
登山経験が長いからって、失敗がなくなるわけじゃない。むしろ「自分はもう大丈夫」という慢心が、新しい失敗を生む。
来月も、その翌月も、山に行くんだと思う。子どもに「パパまた山?」って言われながら。でも1回1回、朝4時みたいな失敗から学ぶ。その繰り返しが、本当の「経験」なんじゃないかな。
次の縦走は新潟の某山。今度こそ、完璧な設営を心がけます。焦らず、丁寧に。
登山歴10年以上・30代会社員パパ
テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。

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