【シーズン別装備】夏山登山の靴とソックス選び「標高2,500m以上での足のトラブル回避」

登山

こんにちは、どらいちです。今回は夏山登山での靴とソックス選びについて解説します。

この記事でわかること:

  • 夏山特有の足のトラブル(蒸れ・靴擦れ・足指の痛み)を防ぐ靴選びのコツ
  • 標高2,500m以上での登山に最適なソックスの素材と厚さ
  • 実際に夏山で失敗した僕が今使っている靴とソックスの組み合わせ

この記事は、これから富士山や北アルプスの夏山に挑戦する初心者、そして過去に靴擦れやソックスの蒸れで悩んだ人向けに書きました。

1. 標高2,500mを超えると足がパンパンになる理由と靴選び

実は、夏山での靴トラブルって、平地での登山靴選びとは全く違うんですよね。

昨年、仙丈ヶ岳(標高3,033m)をテント泊で登った時の話なんですが、初日のコースタイムは5時間だったのに、標高2,500mを超えた辺りから足が明らかに膨らむのを感じたんです。朝に履いた時には余裕があった靴が、午後3時には親指の付け根で圧迫痛を感じるようになって、その夜はまともに眠れませんでした。

これって何が起きてるかというと、高所での酸素不足と下半身への血液集中によって、足がむくむんですよね。特に夏山は気温が高いから、血管の拡張も大きいんです。だから平地で選んだ靴の「ジャストサイズ」が、山の中では窮屈になる。

だから夏山用には、0.5〜1cm大きめの靴を選ぶことをおすすめします。足の甲が高い人は特に。今はずっと サロモン X ULTRA 4/5 MID GTX Amazonで見る楽天で見る を使ってますが、この靴は足幅もちょうどいいし、高所でもそこまで窮屈にならないんですよ。実際に白馬五竜で丸一日歩いても、足のむくみで悩むことはなくなりました。

試し履きする時は、できれば夏の14時以降(足が一番膨らんでる時間帯)に靴屋に行ってみてください。その時にしっくり来る靴なら、山の上でも大丈夫です。

2. 蒸れ対策:夏山で靴下の素材がメリノウール一択の理由

これぶっちゃけ、登山靴より大事なのがソックスなんですよ。わかります?靴だけ良くても、靴下が悪いと台無しになります。

僕が初めて富士山に登った時(2012年7月)は、ユニクロの厚手靴下で行ったんです。当時は「登山用ソックス」という概念もなくて、とにかく厚ければいいと思ってた。でも山頂手前で足の裏がふやけるようになって、最後の1時間はちょっと歩くたびに痛みを感じるようになりました。その後2日間は足の皮がむけまくって、歩くのが嫌になるくらいでした。

あの時に気づいたのが、「吸汗速乾性」の重要さなんです。夏山は標高が高くても気温が15℃以上あるし、汗をかく。普通の綿製靴下は汗を吸収するけど、乾きが遅い。そこに足が蒸れて、靴の中で湿度100%近くになって、靴擦れが発生する。

今使ってるのはメリノウール素材のソッククス。これは吸汗速乾性が優れてるし、防臭性もあるから、夏山のような2泊3日のテント泊でも臭くなりにくいんですよ。スマートウール ハイキング ミディアムクルー Amazonで見る楽天で見る を使い始めてから、足の蒸れで悩むことがなくなりました。3年使ってますが、今でも撥水性が落ちてません。

ソックス選ぶ時は「ミディアムウェイト」を選んでください。厚すぎるとかえって蒸れるし、薄すぎると靴擦れの衝撃をクッションできません。

3. 厚さ選び:ミディアムウェイトが夏山の正解である理由

あ、先ほどちょっと触れちゃいましたが、もっと詳しく説明させてください。

ソックスの厚さで失敗する人、本当に多いんですよ。これは多くの初心者がやりがちなんですが、「登山=厚いソックス」という固定観念があるんですよね。冬山ならそれで合ってるんですが、夏山は違うんです。

昨年、雪解けした甲斐駒ヶ岳の北沢峠ルート(標高約2,000m)を友人と歩いた時、友人が「冬山用のウルトラヘビーウェイトを持ってきた」と言い張ったんです。僕は「夏山には厚すぎるよ」と言ったんですが、「登山靴の中に余裕がなくなるから、蒸れるし、靴擦れにもなりやすい」と説明しても、自信満々で持っていったんです。

結果、下山の時点で足が痛くなって、最後の2時間のコースタイムが1.5倍になってました。ソックスの厚さって、靴の中での足の圧迫に直結するんですよ。

だから夏山は「ミディアムウェイト」で十分です。これなら靴の中で程よくクッションが効くし、蒸れも最小限に抑えられる。冬山と夏山で使い分けることをおすすめします。

4. 足が膨らむ日中と下山時、靴紐の調整テクニック

実は靴を買った後の工夫も大事なんですよね。靴紐の締め加減で、足のトラブルって大きく変わるんです。

木曽駒ヶ岳の千畳敷カール(標高2,612m)に日帰りで登った時、朝6時に出発した時は靴紐をいつも通りキツく締めたんです。でも10時に2,500mを超えた辺りで足が膨らみ始めて、足の甲が圧迫痛を感じるようになったんですよ。僕はそこで靴紐を一段階緩めたんです。そしたら痛みが引いた。その後、毎時間30分ごとに足の状態をチェックして、靴紐の締め加減を調整するようにしました。

重要なのは、靴紐を均等に緩めるんじゃなくて、足の甲周辺だけ緩めることなんです。足首周辺はしっかり締めておかないと、下山時に足首が安定しなくなって、かえって靴擦れや捻挫のリスクが増えます。

朝8時に靴紐の締め加減をチェックして、その後は毎時間微調整することをおすすめします。特に下山時は、足が大きく膨らんでるから、靴紐を締め直すと靴擦れが一気に出ることもあります。

5. 夏山での靴擦れ防止:標高差1,200mを歩いて気づいたこと

靴擦れ対策のために、靴を買った後にやるべきことがあります。

正直なところ、良い靴を買っても、その靴が自分の足に完全にフィットするまでには、最低5〜10回の登山が必要なんですよ。だから買ったばかりの靴で、いきなり標高2,500m以上の山に行くのは危険なんです。

僕はサロモンの靴に変えた時、まず近所の低山(標高1,000m以下)を3回歩いて、靴を足に馴染ませてから北アルプスに行くようにしました。特に最初の3回は、足のどこに痛みが出るかを観察するのが重要です。親指の付け根?かかと?足の甲?場所によって対策が変わるんです。

かかと部分の靴擦れなら、靴ひもの足首周辺を少し緩めるか、靴下を厚くするか、インソールを変えるかの3択です。足の甲なら靴紐の調整が一番効くし、親指の付け根なら靴そのものが足に合ってない可能性が高い。だから最初の5回は平地の低山で、靴のクセを理解することが大事なんです。

夏山シーズンが始まる前に、できれば5月中に低山で靴を馴染ませることをおすすめします。

6. 実際に買い足した2つのアイテム:インソールとテーピング

靴とソックスが決まったら、プラスアルファで買うべきものがあります。

僕は最初、靴とソックスだけで夏山に行ってたんですが、何度か靴擦れで後悔してるんですよ。特に下山時に親指の付け根が痛くなることが多かったんです。それで靴を買い替えたり、靴下を変えたりして、結構お金を使ってしまいました。

でも最後に気づいたのが、「インソール」と「テーピング」という2つの小さなアイテムで、かなりの部分が解決できたということなんです。

インソールは土踏まずのアーチをサポートしてくれるやつで、これを入れるだけで足の疲れ方が全く違うんですよ。特に標高2,500m以上で足が膨らんでる状態でも、インソールがアーチをサポートしてくれるから、靴の内側での足の動きが安定します。値段も2,000〜3,000円程度だし、靴を買い替えるよりずっと安いです。

テーピングは、靴擦れしやすい場所に事前に巻いておくやつです。僕は下山の3時間前に、親指の付け根に巻くようにしてます。これで靴擦れのリスクが80%ぐらい軽減されますよ。

靴とソックスが完璧でなくても、この2つのアイテムをプラスすることで、夏山での足のトラブルはかなり減らせます。

7. まとめ:靴とソックスの正しい選択が、夏山での快適さを決める

長い記事を読んでいただきありがとうございます。夏山での靴とソックス選びは、「靴は0.5〜1cm大きめ」「ソックスはメリノウール素材のミディアムウェイト」「靴紐の調整は毎時間」これが正解です。ぜひ参考にしてみてください。

靴とソックスの組み合わせって、実は登山全体のパフォーマンスを決める一番大事な要素なんですよ。水分補給や行動食も重要ですが、足が痛いと全部台無しになります。だからこそ、事前の靴選びと靴擦れ対策に時間をかけることをおすすめします。

夏山シーズンは7月から9月。今からでも間に合うので、自分の足に合う靴とソックスを見つけてから、山に行ってみてください。登山靴おすすめ3選でも詳しく解説してるので、靴選びに迷ったら参考にしてみてくださいね。

また、登山用ソックスおすすめ3選でも人気商品をまとめてるので、ソックス選びの参考になると思います。

この記事で紹介した商品

サロモン X ULTRA 4/5 MID GTX(25,300円〜)

Amazonで見る楽天で見る
スマートウール ハイキング ミディアムクルー(3,800〜4,500円)

Amazonで見る楽天で見る
D
どらいち
登山歴10年以上・30代会社員パパ

テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。

▶ 詳しいプロフィールはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました