こんにちは、どらいちです。
あの時のことを思い出すと、今でも「なんであんなアホなことしたんだろう」って思います。
テント泊で初めての縦走に出かけたのは、28歳の秋。燕岳から常念岳に向かう北アルプスの定番ルートでした。事前準備は完璧だと思ってた。チェックリストも作ったし、ザックも新しく買った。なのに…銀マット忘れました。
正直、当時の僕は「寝袋あれば何とかなるっしょ」くらいの気持ちでした。ぶっちゃけ、地面との断熱の重要性をなめてたんです。
初日の夜、テント内で気づいた違和感

燕山荘での夜。寝袋に入った時点では大丈夫だと思ってました。でも寝て30分経ったあたりから、なんか変。背中からジワジワ冷えが上がってくるんです。
「あ、これ銀マット忘れてるんだ」
その瞬間、自分の準備ミスが確定しました。懐中電灯をつけてザックを確認。やっぱりない。あるのは寝袋だけ。
それからが長かった。秋の北アルプスの夜は冷えます。地面の冷気をダイレクトに感じる感覚。体の下になってる部分は、寝袋の保温性じゃ追いつかない。ずっと寝返りを打ってました。寝た時間、合わせて1時間あったかどうか。朝4時には目が覚めて、もう眠れない。テント外に出て、ぼーっと夜明けを待ってました。
翌日の常念岳への登りは、眠気とのバトル。ここまで登山が苦しいと感じたのは、この時が最初でした。
地面の冷えは、想像以上に睡眠を奪う
あの経験がなかったら、多分今でもテント泊装備の重要性を理解してなかったと思う。だから逆に、あの失敗が良い勉強になったんです。
帰宅後、すぐに調べました。テント泊での睡眠の質って何が大事か。答えは明確でした。
寝袋の保温性だけじゃダメ。地面からの冷気をシャットアウトすることが、何よりも重要。なぜなら、体の下側からの冷えは逃げられない。仰向けで寝てたら、背中全体が地面に接してるわけですから。
もう一つ気づいたのが、睡眠の質が登山のパフォーマンスに直結するってこと。眠れない一晩を過ごした翌日、足が重いし判断力も落ちる。危険な場面では判断ミスすら起きかねない。それ以来、テント泊での睡眠環境には妥協しなくなりました。
銀マットから始まった、装備への投資
あの失敗の後、テント泊装備を一つずつ見直しました。
まず最初に買ったのが、モンベルの銀マット。安い。軽い。でも効く。その後は、テント泊に必要な装備一式を少しずつ揃えていきました。
特に気をつけたのは、寝袋の選び方。季節に合った暖かさのものを選ぶことが本当に大事。春夏用で秋の北アルプスに行ったら、また眠れない夜を過ごすことになります。その後、季節ごとに寝袋を追加で買うことにしました。
あと意外と大事だったのがソックス。テントの中で靴を脱いで寝る時に、足が冷えると全身が冷えます。登山用の ウール素材のソックス を用意してから、足からの冷えがマジで変わりました。今は スマートウール ハイキング ミディアムクルー(3,800〜4,500円) Amazonで見る楽天で見る を使ってます。高いけど、テント内での快適さが全然違う。
家族時間が増えた今だからこそ、準備の大切さを実感
今は子どもが生まれたから、テント泊に行く回数は激減しました。月1だった登山も、今は年4〜5回。嫁にも「また山なの?」って毎回言われます。わかってます。ごめんなさい。
だからこそ、貴重な山行ではミスを犯したくない。子どもができる前は、「失敗も経験」くらいの気持ちで行ってました。でも今は違う。限られた時間で山に行く以上、その時間を最大限有意義にしたいんです。
睡眠不足で次の日つらい思いをするのは、自分のパフォーマンスを落とすだけじゃなくて、家族に心配をかけることにもなる。だから準備は本当に大事。装備は妥協しない。
あの燕岳での失敗がなかったら、こういう考え方にはならなかったと思う。今は年に数回の山行だけど、その分、一度一度を大切にしたいなって。次の縦走は、チェーンスパイクが必要な季節かな。そういう時は モンベル チェーンスパイク(6,050円) Amazonで見る楽天で見る とか事前にちゃんと用意して、万全で臨む。
銀マット忘れた夜があったから、今の自分がある。そう思える位には、あの失敗は大きかったな。皆さんも、テント泊デビューの時は「地面からの冷え」を舐めずに、ちゃんと準備してください。その一晩のために、その後の山行が変わりますから。
登山歴10年以上・30代会社員パパ
テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。

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