
こんにちは、どらいちです。
正直に言います。登山を始めた最初のころは僕は日帰りしかやってませんでした。
「テント泊なんて大変そうだし、子どもも生まれるし、そんなのやる必要ないな」って思ってた。でも20代のときに意を決して燕岳でテント泊デビューしたら、登山の見方が180度変わった。それからもう12年近く、テント泊にハマって縦走しまくってる。
ただ、今になって思うことは「日帰りとテント泊、どっちが良い」なんて話じゃないってこと。両方やってみて初めてわかることがある。今回は、そこを詳しく話します。
体力と時間を比較してみたら、意外な結果に
まずは体力と時間の話から。これ、多くの人が勘違いしてる。
日帰りって、朝暗いうちに出発して、頂上を目指して、同じルートで下りてくるでしょ。その間ずーっと脚が疲れたままなんですよ。富士山を日帰りで2回やったことあるんですけど、下山の最後の2時間はもう脚が棒みたいで。靴擦れも出るし、膝もダメージあり。
それに対してテント泊は、1日目で体力の60〜70%しか使わない。翌日も同じく。だから結果的に、同じ時間登ってても体への負荷が軽いんです。テント場に着いたら飯食って寝るだけ。朝日を見て、また歩く。
これ大事な気づき。僕の場合、仙丈ヶ岳から甲斐駒ヶ岳への2日間テント泊の方が、単独で恵那山日帰りするより絶対に楽だった。
| 項目 | 日帰り登山 | テント泊縦走 |
|---|---|---|
| 活動時間 | 8〜12時間連続 | 1日5〜7時間 × 2日 |
| 脚への負荷 | 高い(下山が特に辛い) | 分散できる |
| 疲労感 | 下山後2〜3日痛い | 翌日で回復しやすい |
| 靴擦れリスク | 高い | 低い |
| 睡眠と食事 | 山頂弁当のみ | 温かい飯が食べられる |
| 朝日・星空 | 運次第 | ほぼ確定 |
| 装備重量 | 5〜8kg | 12〜18kg |
| 初期費用 | 〜数万円 | 数万円〜 |
見ると、テント泊の方が脚への負荷が少ないのが一目瞭然。ただし装備が重いのが欠点。

本当にかかるお金。思ったより日帰りは安くない
次は金銭面。子どもが生まれてから嫁に「また山行くの?」って言われるたびに、この話が出てくるんですよ。
日帰りって一見、装備が少ないから安く見える。でも実際は、登山靴とか モンベル ツオロミーブーツ(22,000〜25,000円) Amazonで見る楽天で見る とか、結構いいやつを買わなきゃならない。日帰りこそ靴が命だからね。靴擦れで下山に2時間余分にかかったことあるから、これは本当に重要。
テント泊の場合、テント(2~5万)、シュラフ(2万)、マット(5000円)、バーナー(5000円)とか初期投資が大きい。でも一度揃えたら、毎回追加購入は少ない。むしろ月1回の日帰りを続けるより、年4回のテント泊の方が1回あたりの費用は安くなる。
あと見落とされやすいのが、日帰り登山の駐車場代。北アルプスのビジターセンター周辺は1日1000円とか平気でする。テント泊なら山小屋の泊まり料金(1泊7000〜10000円)で、その中に食事と安全が含まれてる。
装備選びの違い。ここからが面白い
日帰りとテント泊で、装備の考え方がぜんぜん違う。
日帰りなら、とにかく軽さを追求する。靴も軽いやつ。レインウェアも最小限。行動食も最小限。このミニマルさがいい。
テント泊は逆。重さよりも「快適性」と「安全性」を優先する。温かいシュラフ、クッション性のあるマット、ちゃんと調理できるバーナー。山頂でちょっと食べるのと違って、テント場で1時間以上いるわけだから、装備の質が生活の質に直結する。
実例で言うと、僕が使ってる モンベル U.L.フォールディングポール(9,000〜11,000円) Amazonで見る楽天で見る は、日帰りだと持ってない人も多い。でもテント泊で2日連続で歩くなら、ポールがあると膝への負担が全然違う。
あと登山用ソックスの質も変わる。日帰りなら安いやつでいいけど、テント泊なら スマートウール ハイキング ミディアムクルー(3,800〜4,500円) Amazonで見る楽天で見る みたいな高いやつを買う価値がある。2日連続で同じ靴を履くと、靴下の質が足の疲労を大きく左右するから。
結局、どっちを選ぶべき?あなたの人生で変わる
ここまで話してきて、もう気づいてると思うけど「どっちが良い」じゃなくて「何を求めてるか」で決まるんです。
日帰りを選ぶべき人:
- 子育て中で時間に余裕がない(僕がこれ)
- 装備投資を最小限にしたい
- 複数の山を短期間で登りたい
- 1日で達成感を得たい
- 駐車場近くの山に気軽に行きたい
テント泊を選ぶべき人:
- 朝日と星空が見たい
- 山の中で1日中過ごしたい
- 北アルプスの縦走に憧れてる
- 長期休暇で時間がある
- 登山仲間と一緒に過ごしたい
ぶっちゃけ、両方やるのが最強。僕も今、月1回の日帰り+年4回のテント泊のペースで続けてる。季節や気分、仕事の都合で使い分けてる。春の北アルプス縦走はテント泊。秋の東海エリアは日帰り。こんな感じ。
11年の登山で気づいたこと。失敗から学んだ本当の話
最後に、俺の失敗談をもう一つ。
20代のときテント泊デビューで燕岳に行ったんだけど、銀マット持ってくの忘れた。真夏だから大丈夫だろって思ってた。そしたら夜中、地面からの冷気で一晩眠れなかった。翌朝、脚がふらふらで常念岳への稜線が怖かった。あのときは本当に後悔した。
でも同時に学んだのが「テント泊には、日帰りにない魅力がある」ってこと。朝日が出たとき、テント場で温かいコーヒー飲んで見た景色。あれは日帰りでは絶対に味わえない。
だから今、子どもが少し大きくなったら、テント泊デビューさせたいと思ってる。子どもとの初めての登山は日帰りから始めるけど、いずれはテント泊の面白さを教えたい。
登山って、人生のステージで楽しみ方が変わる。今は「年4回のテント泊」が俺の人生に欠かせない時間になってる。子どもが手がかかる時期だからこそ、月1回の日帰りと年4回のテント泊で、仕事と家族から少しだけ自分を取り戻してる気がする。
あなたが今、日帰りかテント泊で迷ってるなら、答えは「両方やってみる」。その先に、本当に好きな方が見えてくると思いますよ。
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登山歴10年以上・30代会社員パパ
テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。

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