こんにちは、どらいちです。今回はGW直後の5月に友人とテント泊デビューに挑戦して、思いっきり失敗した話をシェアします。
この記事でわかること:
- GW後の5月テント泊デビューで実際にあった失敗3つ
- 初心者が見落とす、初夏の山の水分補給と暑さ対策の現実
- 来年のテント泊デビューに向けて、本当に必要な準備とは何か
この記事は、GW登山を終えてテント泊に興味を持ち始めた方、これからテント泊デビューを考えている初心者向けに書きました。
実は5月上旬、子どもの手が離れた隙をついて、11年ぶりに友人と燕岳へテント泊に行ってきたんです。日帰りは何度も経験していますし、テント泊だって11年やってるから大丈夫だろう…そう思ってました。ところが、初心者の友人を連れて行ったことで、自分たちがどれだけ準備不足だったか思い知らされました。

1. GW直後の混雑で、標高1,500m地点で30分のロス。事前情報の甘さ
GW明けの5月3日に中房温泉から出発しました。「GW終わったから空いてるだろう」…これが大間違い。実際には、ゴールデンウィーク延長組と初夏デビュー勢がごちゃ混ぜになっていて、合戦尾根は朝8時時点で100人近くの登山者がいました。
友人が初テント泊だからペースを落としていたのに、渋滞で標高1,800m付近(第一ベンチ)から第二ベンチまで、本来なら45分で行けるルートを1時間20分かかりました。ほぼ停滞状態ですよね?この時点で夕方の到着が確定し、ヘッドライトで暗い山頂テント場に到着することになってしまった。
GW直後のテント泊を予定しているなら、早朝(4時前)スタートをおすすめします。それでも混雑は避けられませんが、少なくとも到着時間の余裕ができます。
2. 初夏の予想外の暑さと水分補給の失敗。5月は夏並みの汗をかく
ここが本当に大きな失敗でした。5月上旬だからまだ「春」だと思い込んでいて、水を1.5Lしか持ってなかったんです。自分たちはベテランだから「山頂で行動食食べながら少量の水で十分」という古い感覚のままでした。
標高1,600m付近(中山)を過ぎたあたりから、気温がグンと上がって、正午には気温が18℃近くまで上がりました。日差しもありましたし、風が弱かったから余計に暑く感じたんです。友人は半袖になって、汗をかきかき登ってました。
実は、燕岳はこの季節水が取れる場所が限られるんですよ。途中の沢も5月は水量が少なかったし、テント場の水場も混雑していて、夕方には50人近くが行列を作ってました。気がつけば、自分たちは水を求めてテント場で並んでいて、その間に日が暮れてしまった。
初夏(5月)の山は、思っている以上に暑いです。特に日帰り経験者がテント泊デビューするときは、「夏並みの水分補給」を心がけてみてください。最低でも2.5Lは持って行く、または高所で水を確保できるプランを事前に立てておくことが重要です。
3. テント場での初心者のバテと、朝4時の予定変更。「予定通りに行かない」という現実
友人は17時にテント場に到着したあとは、ほぼ動けない状態になってしまいました。疲労が思ったより大きかったんですね。夕食の準備も手伝ってもらうことすら難しくて、自分がストーブを使ってお湯を沸かして、インスタント麺とアルファ米を作ることになった。
朝も同じです。前夜は「5時に起床して、6時スタートで山頂を目指そう」という計画だったのに、友人が朝起きられず、結局6時30分に出発することになりました。天気予報では昼から曇るという予報だったので、なるべく早く動きたかったのに、です。
山頂に到着したのは8時15分。混雑の中、30分の滞在で下山することにしました。予定では1時間いるつもりだったから、ここでもロスが出た。下山は16時に無事終えましたが、足がガクガクになってました。標高差1,400m近く、合計6時間30分の行動。この日も2.5Lの水では足りなくて、途中の沢で水を入れるハメになりました。
テント泊デビューは、日帰りとは全く別の世界です。初心者を一緒に連れて行くと、「予定通りに進まない」という覚悟が必要。テント場到着後の疲労度が予想以上に大きいことを、改めて認識させてもらいました。
4. 持って来ればよかった…。靴擦れと痛みで学んだ、初心者との同行の準備

友人は2日目の下山で、靴擦れが出てしまいました。標高1,800m地点で「かかとが痛い」と言い始めて、下山ペースがどんどん落ちていった。自分は登山靴おすすめ3選で何度も買い換えた経験があるから、靴の重要性は知ってたはずなのに、友人の靴選びを相談されたときに「とりあえず何でもいい」くらいの返事をしてしまっていたんです。後悔ですよね?
下山に4時間かかりました。本来なら2時間30分で下りられるルートです。途中、友人の靴を脱がせてみたら、靴下の繊維が靴の内側で摩擦を起こしていた。テーピングテープを巻いて対応しましたが、焼け石に水。自分がテント泊デビューするときに同じ失敗をしてるので、また同じ轍を踏んでしまった。
テント泊デビューを企画するなら、同行者の靴を事前にチェックして、少なくとも1日は試走をさせておくことをおすすめします。登山用ソックスおすすめ3選の選択も重要。綿混紡ではなく、メリノウール素材のソックスを一緒に用意してあげてください。
5. 5月の山こそ、油断大敵。嫁に「また失敗したの?」と言われて気づいたこと
家に帰ったら、嫁に「また山で失敗してきたんでしょ?」と言われました。当たるんですよ。子どもが生まれてから月1回くらいの頻度で登山に行ってるんですけど、毎回何かしら失敗して帰ってくる。今回は水分補給と友人の靴選びと混雑への対応。
でも、これが登山の学びだと思うんです。特に初夏(5月)の山は、見た目は優しそうに見えるけど、実際には春と夏のハイブリッドみたいな環境。気温は夏並み、日差しも強いのに、雲が出やすくて天気が変わりやすい。水も思ったより必要だし、初心者の疲労度も予想以上。
GW後、テント泊デビューを考えている人が多いと思いますが、準備を甘く見ないでください。「自分はベテランだから」という慢心が、初心者同行のときに一番危険。そう痛感しました。
6. 来年に向けて。テント泊デビューで本当に必要な3つのポイント
この失敗を踏まえて、来年のテント泊デビューを考えている初心者向けに、自分からアドバイスです。
ポイント1:水分補給は「夏並み」と考える GW明けから初夏にかけて、山の気温は思ったより上がります。標高が低い山ほど顕著。標高1,500〜2,000mの山でも、5月は2.5〜3Lの水が必要。行動中と就寝前と朝の食事時で、かなりの水を消費します。
ポイント2:靴選びは絶対に妥協しない 初めてのテント泊は、予想以上に足が疲れます。2日間で標高差2,000m以上の行動になることが多いから、靴選びで失敗すると下山が地獄になる。友人を連れて行くなら、一緒に靴を選んで、事前に試し歩きをする時間をとってください。
ポイント3:GW直後は早朝スタートが必須 5月3日〜5日は、依然として登山者が多い。混雑を避けるなら、3時30分には中房温泉を出発する覚悟が必要。登山口の駐車場も満車になることが多いから、前夜22時くらいに到着する、くらいの計画がちょうど良い。
まとめ
長い記事を読んでいただきありがとうございます。GW後のテント泊デビューは、見た目は簡単そうに見えますが、実際には初夏の気候変化と初心者の体力、そして混雑という3つの要素を一度に相手にすることになります。自分は11年の登山経験があっても、これらに対応しきれずに失敗しました。だからこそ、これからテント泊を始める皆さんは、より一層の準備と心構えが必要。失敗から学んだことを、ぜひ参考にしてみてください。
テント泊デビューは人生を変える体験になります。水分補給と靴選び、そして早朝スタートを心がけて、安全で楽しいテント泊登山を迎えてくださいね。来年また同じルートに行ったときに、友人がどう成長しているか。それが今から楽しみです。
登山歴10年以上・30代会社員パパ
テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。

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