正直に言います。先週末、テント泊デビューを予定してた友人から「やっぱり日帰りにしました」って連絡が来て、ちょっと複雑な気持ちになった。
俺も28歳でテント泊にハマってから11年、いろんな失敗してきたし、他人の失敗も見てきた。GWってテント泊デビューの時期としては最高かもしれないけど、同時に「えっ、こんなことで?」って引き返す人も多い季節なんだよね。今日は、その友人の失敗から学んだことを書いておきたい。

GWのテント泊デビュー、何が起きたのか
友人は30代半ば、会社員で登山経験は3年。日帰り登山はそこそこ行ってるし、体力もある。今年のGWで甲斐駒ヶ岳のテント泊にチャレンジしようって計画してたんだ。
ルートは北沢峠から登るやつ。コース自体は悪くない。でもね、実際に聞いた話だと、山小屋到着が予定より3時間遅れた。理由は「思ったより体力使った」「水分補給のタイミングがわからなかった」「ザックが重くて休憩が多くなった」の3つらしい。
そして山小屋に着いたら、その日のテント場はほぼ満杯。GW中盤だから当然なんだけど、スペースも狭いし、他のテントの音も気になるし、結局その日の夜は眠れなかったんだって。
翌朝、テント場を見回ったら、やっぱり同じように「思ったより疲れた」「眠れなかった」って話してる人たちがいっぱいいた。友人もそこで「これはきつい、もう1泊する気力がない」ってなって、その日のうちに下山することにしたわけ。
わかります、その気持ち。実は俺も初めてのテント泊は銀マット忘れて一晩眠れなかったからね。テント泊の現実ってそういうもん。
GW登山で失敗する人って、何が足りてないんだろう
友人の話を聞いてて思ったのは、装備もちゃんと持ってたし、知識だってそこそこあった。なのに、なぜつまずいたのか。
一番大きいのは「実際のテント泊の疲労感」を過小評価してたことだと思う。日帰りで体力あるからって、テント泊でも同じペースで行けるわけじゃない。テントを担ぐ重さ、睡眠の質、標高による体力消耗—これらを全部経験すると、日帰りの倍以上の疲労が来る。GWの混雑の中でそれを初めて経験するのはマジでハード。
二番目は「混雑を甘く見てた」こと。GWは日帰り登山でも混むけど、テント場の混雑はレベルが違う。同じテント場に何十張も密集してるから、プライベート感がゼロ。他人の声、においまで感じる中で、初めてのテント泊をやるのは心理的にもきついんだ。
三番目は「水分補給と行動食」。これはマジで大事。GW中盤の初夏は、日中の日差しが強くて想像以上に水を飲む。でも、ザックが重いから行動食も水も計画通り持てていない人が多い。結果、登りの途中でエネルギー切れになる。あるあるなんだ。
実は俺も、初めてのテント泊のときは水をほぼ持たずに登った。その結果、標高2000m付近で頭がクラクラになって、山小屋近くで動けなくなりかけた。行動食と水分補給の大切さは、日帰りと比べ物にならないくらい重要。
GW後のテント泊デビューは「秋」を待つのが正解かも

友人の失敗を見てて思ったのは、GWってテント泊デビューの時期としては「見た目はいいけど、実は罠」ってことかな。
理由は3つ。
一つは「混雑がマジでやばい」。GW期間中の有名テント場は、プライベート感ゼロ。初心者には精神的にきつい。混雑を避けて穴場ルートを選ぶとしても、調べるだけで時間かかるし、判断も難しい。
二つは「天気が不安定」。5月は低気圧が来やすい季節だから、「朝は晴れてたのに午後は雨」みたいなことがある。テント泊初心者で雨に遭遇すると、テント内の湿度管理とか、出入りのタイミングとか、意外と難しい。
三つは「寒暖差が大きい」。5月の山は、昼間は暑いのに朝晩は冷える。それに対応した装備とレイヤリングができてないと、夜テントの中で冷えて眠れなくなる。
実は、テント泊デビューなら「秋(9月後半から10月)」の方がずっと楽。天気は安定してるし、混雑も比較的少ないし、気温も安定してる。初心者には秋の方が圧倒的に向いてる。
ぶっちゃけ、俺がもし今から初心者に「いつテント泊始める?」って聞かれたら、迷わず「秋まで待て」って言うね。
それでも今、山に行きたいなら何を気をつけるべきか
とはいえ、GWのこの時期「やっぱり山に行きたい」って気持ちもわかる。俺だってそう。子どもができてから登山の頻度落ちてるから、GWは貴重な機会だし。
だから、もし今からGW〜初夏でテント泊デビューを決めてるなら、最低限これだけは押さえておいて。
まず一つ。「混雑を避けるルート選び」。有名な山小屋がある山は避けて、少しマイナーな山、もしくは同じ山でも人気が低いルートを選ぶ。例えば甲斐駒なら北沢峠ルートより、他のアプローチを検討するみたいに。テント場で密集を避けるだけでも、心理的な疲労が全然違う。
二つ。「水と行動食を絶対に少なく見積もらない」。特に初夏は、日帰り登山の1.5倍は持つくらいで丁度いい。行動食ランキングで人気の軽いやつ(ナッツ、ドライフルーツ、羊羹など)を意識的に選んでザックに詰めておく。そして「予定した時間より30分早めに到着」を目標にペース設定する。
三つ。「眠れなくてもいいぐらいの気持ちで行く」。特にGW中盤は、周囲の音とかで眠れない可能性高い。それを前提に、アイマスクとか耳栓とか、眠りの質を上げる小道具を持ってく。そして「眠れなかったら、それも経験」くらいの気楽さが必要。
四つ。「天気予報をチェックして、少しでも降水確率が高いなら延期する勇気」。初心者のテント泊で雨に遭遇すると、テント内の湿度管理とか出入りのタイミングとか、想像以上に大変。GWなら連休が何回かあるし、日程をずらすのも選択肢。
結局、テント泊デビューって何が大事なのか
友人の失敗を見てて、つくづく思うのは「テント泊は知識と装備より、経験と心構えの方が大事」ってことだ。
どんなに装備がよくても、どんなに計画が完璧でも、「想像以上の疲労」「眠れない」「混雑」みたいな現実にぶち当たると、精神的にくるんだ。特に初心者は、その現実を甘く見積もる傾向がある。
だから最初のテント泊は「完璧を目指さない」「失敗を前提にする」「とにかく一度経験する」この3つに尽きると思う。
友人はGWでの挑戦は見送ったけど、秋に改めてやるって言ってた。今度は「眠れないかもしれない」「疲れるかもしれない」「天気が悪くなるかもしれない」という現実を頭に入れて、心の準備もして挑みるはず。その方が、ずっと有意義だと思う。
俺も今年の秋、子どもに何か言われるかもしれないけど(笑)、また山に行きたい。そして、テント泊の素晴らしさを改めて味わいたいな。
登山歴10年以上・30代会社員パパ
テント泊縦走が大好きな30代の会社員パパ。週末に家族と過ごしながら、月1〜2回のペースで登山を継続中。10年以上の経験をもとに、登山初心者が失敗しないための情報を発信しています。

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